岩ヤケ二大巨塔

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※前回同様伝説なしの冠雪原環境を想定した我なりのまとめとなっております。

現在正式にヤケモン認定されている岩ヤケモンはヤサイドン,ヤンギラス,チョッキヤンデヤンデの3体のみでありこの3体は主に暴風を引っ提げて環境トップクラスに躍り出た原種サンダーに対処するために採用されている。前回の枠同様に普通にヤーティを組めば大体どれか一体は入る枠となっている。

我自身がチョッキヤンデに関する理解が乏しいのとそもそも通常ヤケとチョッキヤケで比較してどうのこうのするのもどうなのかと思ったのでその中でもヤサイドンとヤンギラスに絞った性能比較を前回の威嚇ヤケモンと同様に行なうことで構築への理解を深めていくのが目的となっている。

①ヤサイドン

岩地面タイプのイケメン先生

霊獣ヤンドロスの威嚇込みの物理耐久と同等程度の物理耐久,D振り型でもHP振りヤンギラスを上回る物理耐久を有しており攻撃方面も140という高い種族値から岩と地面の相互補完の強さ(地面技読みで出てくるポケモンでは岩を半減受けしにくく,岩技読みで出てくるポケモンでは地面を半減受けしにくい)によりサイクル戦を制する重戦車型のヤケモンとなっている。

特殊耐久は低めなので対サンダー性能では初手からダイマしてくる珠持ちのサンダーへの後出しからの対処はヤンギラスよりも手を焼くのが難点かなっていうのが我の感想かなとは。

逆にボルチェン無効により対面操作を許しにくいのはこちらの強みである。

役割対象の面ではヤンギラスよりも環境上位の物理ポケモン(エースバーン,ミミッキュetc)には対面からできることが多く選出して腐るというのが少ないっていう強みがあったりするなというのもある。

対面寄りに動きたいケースでも優れた数値やダイマックスとの相性の良さから機能しやすいのも強みかな。

対応範囲よりも対応力が優れている印象。

 

②ヤンギラス

岩悪タイプの怪獣ヤケモン

サイドンとは打って変わって砂嵐込みの高い特殊耐久が特に魅力となっている。攻撃方面もヤサイドンに僅かに劣るとはいえA種族値134という高種族値と両刀も視野に入る程度にはあるC種族値も強みである。

電気技を無効化できずとんぼ返りも抜群になってしまったり砂で削れて羽休めが常にできる状態になったりとサイクル潤滑寄りや受け型のサンダーの対処にはヤサイドンよりも手を焼くのが難点なように思う。

またヤンギラスは蜻蛉返りが抜群,ボルトチェンジが等倍とめちゃくちゃサイクル技に弱いのが難点なように感じた。

反面、高特殊耐久と飛行耐性によりバンバンダイジェットかましてくるタイプにはこっちの方が優勢となっている。

役割対象の面では不意にくると困るクレセリア,ガラルファイヤー,アーゴヨンといったポケモンに有利に立ち回れたり特性砂起こしによる襷潰しやオーロラベール展開阻止といった異教徒戦術に対するメタを器用にできるのが強みとなっている。

またランドロスを筆頭に氷4倍弱点ポケモンの多い環境であることからサブウェポンの氷技の需要が高く補完枠寄りの枠にして氷等倍という点もメリットとなっている。

特にポリゴン2入りに対してはヤットレイで輝石を叩いてから氷技に対して低負担で繰り出し叩くという使い方ができたりする。

こちらは逆にサイクル回されやすく対応力はそこまで高いわけではないが対応できる範囲が優れている印象。

 

このような性能面の差異からこの2体を同時に組み込んだ岩タイプ被りヤーティも一定数存在していたりする。

そして大抵ウオノラゴンがげろっげろに重くなる。

 

以上